漢熟覇王 ネクスト3

漢熟覇王争いは一時休戦? 新たなる漢熟戦士登場で、新たなる物語がいま始まる!シールよりさらに深い情報や、ぞくぞく湧き出る四神ゲンブの裏話を一挙大公開! 漢大陸はどうなるのか『漢熟覇王ネクスト3』を見のがすな!!
第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回
第5 魔王ラハールVS超王書星ゼタ! 銀華橋(ぎんがきょう)最大最後の戦いにスザクが甦る!
銀華橋決戦もいよいよクライマックスじゃ! まだ見ぬ四神セイリュウが実体化し、漢熟新世代が追い詰められた状況じゃが、まだこの先、何があるかわからん! ついに漢熟新世代の代表といってもいい、宇宙最強の魔王・超王書星<ちょうおうしょせい>ゼタが登場したからじゃ。銀華橋だけじゃない。漢大陸全土が緊張感に包み込まれた瞬間。大戦のヤマ場がやってきたのじゃ!

一方、漢熟戦士とは関係のない西洋人が漢大陸を訪れておった。そう、外訪使<がいほうし>マルコじゃ。マルコは冒険家で、たまたま見知らぬ漢大陸を訪れたそうじゃが、漢熟覇王大戦の話を聞き進めるうちに、どんどんのめり込んでいってな、ついに銀華橋大戦を目の前にする。ワシ以外で、銀華橋大戦に詳しいのはマルコぐらいじゃ。根っからの冒険家体質で、漢熟戦士についてドップリと研究&リポートしておる。戦士ではなく「選士」なる呼称<こしょう>もマルコによるもので、どうもこの先、漢大陸で重要な役割を担う者がいるとかいないとか。そんな書物も残っているらしいが、ワシはよくわからん。

外訪使マルコがたどり着いた地が、漢大陸の南・朱雀エリアじゃ。銀華橋南3で孤立する朱雀玉<すざくだま>に、南1から聖念<せいねん>を送る神通使<じんつうし>ラミントン。それもこれも漢大陸凍結の野望を打ち砕くためじゃ。これまで漢大陸におった漢熟戦士たちの願いは同じ。まずは「漢大陸を救い出す」ことじゃ。もはや、新漢熟戦士たちの野望を打ち砕くには、四神<ししん>たちを甦らせ、命運を託すしかなかったのじゃ。セイリュウは実体化し、他の四神も続々と胎動<たいどう>し始めた。そんな流れの中で、朱雀エリアにも大きな異変が起ころうとしていた。

銀華橋南1に誘われたラハール。もうその姿は漢熟覇王大戦とは違い、以前の「魔王ラハール」へ変貌しておった。パワーダウンではない。その時々の役割の変化じゃ。ラハール自身の強さは、格段に上がっておって、決して変わらないものじゃ。そのラハールを待ち受ける超王書星ゼタが姿を現した時、漢大陸は曇天<どんてん>の空に包まれ、妙な雰囲気が流れ始める。なにせ簡単に魔界を壊滅させるだけのパワーを持つ宇宙最強の魔王登場じゃ。銀華橋に、いや漢大陸に風雲急がおとずれても不思議じゃなかろう。問題はラハールが、ゼタに太刀打ちできるかということじゃ。戦う前からスケールが違いすぎる! 漢大陸すべての人々の目が、銀星球にいるすべての漢熟戦士の目が、銀華橋南1に注がれる! ゼタ登場で雰囲気が変わり、注目を浴びた一戦は意外や意外な熱闘となったのじゃ!

ラハールがこれまでの戦いで流した汗はウソではなかった。もはや、漢熟戦士の代表格として恥じない男に成長しおったのじゃ。ゼタの壮大かつ強烈な技を受けきり立ち上がる姿! 漢熟覇王大戦を経過し、さらなる漢<おとこ>になったものよ! ところがこれに手を休めるゼタではない。「書星換<しょせいかん>」なる一撃にして、運命を変える奥の手の漢熟魔法を繰り出したのじゃ。ラハールは耐えきったものの、ほとんど記憶もない、片ひざで立っているのがやっとの状態じゃ。じゃが「書星換」の威力を受けきれなかった銀星球を破壊してしまった! まさに現漢熟戦士たちの形勢有利となったんじゃ。時同じくして、神通使ラミントンの願いが通じ、四神スザクが実体化すると、ラハールとゼタのいる銀星球を真っ二つにして飛び去ったのじゃ! それまでの曇天は消え去り、漢大陸の明日を占うかのように晴れ渡っていった。

セイリュウ、スザクが封印された宝玉<ほうぎょく>から飛び出し、銀華橋は壊滅へまた一歩近づいていった。漢大陸を救うべき任務を終えて、ラハールは傷ついたまま倒れた。まさかの四神スザク復活に、ゼタは呆然とするしかなかった。なぜなら、銀華橋の崩壊は、新世代漢熟戦士たちの敗北を告げる出来事でもあったからじゃ。ゼタは我先にと、新世代漢熟戦士を残して銀華橋を後にする。逃げたのではない。まだ魔界でやり残したことがあったからじゃ。もちろん、ラハールとの近い再戦を約束して…。

<つづく>